私たち九州栄電社は、地元中小企業の魅力を伝え、理解を深めてもらう事と、学生に将来のビジョンを広く持ってもらう支援活動として「インターンシップ生受入」を行っております。
2023年9月4日から8日の5日間にかけて、国立久留米工業高等専門学校のIさんがインターンシップ研修に来られました!
当社としても5日間と限られた日数の中で、来て良かったと何かを感じ、得られる研修であればと思い準備しておりました。
今回の日程のご案内です。
・1,2日目 CADを使用しての設計と図面作成
・3,4日目 設計した図面見ながらの製造と検査
・5日目 動作確認と成果報告
【1,2日目】
CADを使用しての設計編
※CAD(Computer Aided Design)
コンピューター上で図面の作成を行う為
のツール
学校でもパソコンを使用してのプログラミング等ある為か、教えたことの呑み込みが早いと担当指導の社員が驚いていました!
初めて見る電気機器の説明も真剣に聞きながら、真面目に取り組んでいるようでした。
【2,3日目】
製造編
1, 2日目に自分で作成した図面を見ながら、盤の製造をしてもらいました。この工程でも初めて見る工具や慣れない作業となりましたが、集中して取り組んでいました!
電気機器の接続の仕方、配線ルートを考えながらも如何に綺麗に見えるように束ねられるか等、教えられたことを吸収しつつ慣れないながらも一つ一つ確実に進めていっていました!
特に学校では学んでいない「インバーター」という電気機器については、その仕様や性能、効果など興味を持ったようです。Ⅰさんは、情報系の学科の為、電気に関する部分は初めてのことが多かったようです。
正確に作業する分、タイムロスも少なく、徐々に慣れてきた頃には予定より早く製造工程を完了したと聞いて驚きました!
予定より早めで、検査と実際にモーターを接続しての動作確認を行うことになりました。
普段は静かな作業室の中ですが、その日は驚きと感嘆の声もあり和やかな雰囲気で進んでいました。
【5日目】
シーケンサ動作確認と成果発表編
報告会では研修で学んだことや成果の発表内容もしっかり
まとめて話されていました!
このインターンシップ研修のまとめとして、以下のような感想、発表がありましたので一部抜粋で書かせていただきます。
「今回、働く現場で実際に作業に従事することで従業員さん方の生の声を聞くことが出来ました。それは、皆が声を揃えて安全性を大事にし、製品の見栄え、性能の正確さを重視していたことでした。働くとは、仕事とはどういう事なのか肌で感じました。この仕事意識を持つことにより将来就く職業にも具体的なイメージをすることができ、これは学校の授業では得られない経験でした。」
と言ったコメントをいただきました
このように感じていただくことが出来、当社としても担当指導の従業員も有難い限りです。
学生の理解と見聞を広めてもらう経験の場だけで無く、企業側としても教えることでの理解を深める機会を得、新しい知識を覚えていく喜び、今時の学生の意見も聞けて、とても有意義なインターンシップ支援事業でした。
Iさんの今後の学生生活と将来の就職活動に当社での経験が役立つことを願っております。